地域の熱気、「無尽」の力
朝の明るさと日中の暖かさに確実な春の到来を感じます。花粉症も始まったかな?
読者のみなさま、お変わりありませんでしょうか。
地域の熱気、「無尽」の力
昨夜は後援会長さんに誘っていただき、会長が参加されている「無尽(むじん)」にお邪魔しました。
「無尽」と聞いても馴染みのない方がいらっしゃるかもしれませんが、ここ上田市では今も盛んな、仲間内での定期的な集まり(飲み会)のことです。私自身も一つの無尽に参加していますが、年齢や職業の枠を超えた「本音の対話」ができるこの場は、私が政治を志す大きな原動力となっています。
初対面の私を温かく迎えてくださった昨日の無尽でも、お酒の席だからこそ語られる「地域の切実な課題」に触れることができました。

「形骸化」という静かな危機
私がまちづくり協議会の防災安全部会メンバーであり、防災士、そして消防団員OBであるという経歴から、話は自然と地域の安全を守る「消防団」と「自主防災組織」のあり方へと広がりました。
いま、消防団は団員確保に非常に苦慮しています。遠距離通勤のサラリーマンが増え、いざという時に駆けつけるのが難しい実情があります。仕事や生活環境の変化により、制度としての枠組みと実際の活動を両立させることが年々難しくなっている、という現場の切実な悩みを改めて伺いました。
一方で、自治会による「自主防災組織」にも別の根深い課題があります。
毎年、自治会の役員が「防災リーダー講習会」に参加し、組織図を提出しますが、その多くは充て職(あてしょく)です。名簿に名前が載るだけで、具体的な役割が伴わない、もしくは指示されないケースも少なくありません。その結果、「名前だけ貸している」という状態になり、いざという時の責任感や当事者意識が育ちにくい構造になっています。
発想を転換し、持続可能な仕組みのアイディア
この「名簿だけの組織」を、どうすれば「命を守る組織」に変えられるのか。
今回、無尽の席でお聞きした「消防団の機能を自主防災組織へ組み入れてはどうか」という提案は、制度をうまく設計することができれば、山間部の集落には理想的な解決策となりそうです。
ふだん地域に在宅し、地理や世帯事情も熟知している自主防災組織が、消防団の役割の一部を担い、日常的に訓練を行う。そして、責任ある活動に対してはしっかりと報酬で報いる。
「なり手不足」の消防団と、「形骸化」の懸念がある自主防災組織。この二つを統合・再編することで、持続可能な地域防災のモデルが築けるのではないか——。
教科書通りの政策ではなく、こうした地域の車座から生まれる「現場の知恵」こそが、上田市の未来を切り拓く鍵になると確信しています。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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