自動盤の音色が私の原点。 製造業の未来地図構想。
このたびの私の政治活動の原点は、高校1年生の夏、近所の工場でのアルバイト経験にあります。 そこで出会ったのが、地元企業「ミヤノ」の自動盤という工作機械でした。
皆様は、自動盤をご存知でしょうか。 金属の棒をセットすると、人の手を借りずに次々と精密なネジや部品が削り出される工作機械です。「チャリン、チャリン」と製品が生まれ出るリズムと、その精緻な動きに、当時の私は強烈な衝撃を受けました。 「こんなにすごい機械を作るメーカーが地元にあるのか」。その感動が、私を技術者の道へといざないました。
かつて上田地域は「蚕都」と呼ばれ、製糸業で栄えました。その技術的な土壌は、時代の変化と共に精密部品やモーター、センサー用コイルの製造へと受け継がれています。 しかし、私が憧れたミヤノという会社そのものは、今この地にはありません。地域の製造業を支えてきた協力工場のネットワークも、少しずつ形を変えようとしています。このまま地域の「ものづくり力」を衰退させてはなりません。
目を転じれば、素晴らしい成功事例があります。「千曲川ワインバレー」です。 かつて蚕(カイコ)のために桑畑が広がっていたところは今、ブドウ畑へと変わり、良質なワインを生み出す新たな産業の拠点として再生しました。土地の記憶を活かしながら、時代に合わせて産業を転換させた見事な例です。
農業でできたことが、工業でできないはずがありません。
私は、この地域に眠る製糸・精密加工のDNAを呼び覚まし、千曲川流域全体を一つの大きな工場と見立てる「千曲川テクノベルト構想」を推進します。 これは、部品加工、熱処理、塗装、組み立てといった工程を、近隣自治体の連携によって地域内で完結させる経済モデルです。
地域内循環経済の確立
海外や国内遠地へ送っていた工程を地域内で回すことで、お金と雇用を地元に留めます。
コストとCO2の削減
輸送距離を劇的に短縮することで、梱包・物流コストを下げると同時に、CO2排出量を削減。環境に選ばれる産地を目指します。
豊かな時間の創出
職住近接を実現し、長距離通勤を減らすことで、家族や地域と過ごす時間を増やします。
自動盤が金属を削り出すあの力強さを、私は地域の経済再生に重ねています。 かつての桑畑がワインバレーに生まれ変わったように、私たちのものづくり産業も、環境に優しく、高付加価値なテクノベルトへと進化させる。
現場を知る技術者として、この新しい設計図を皆様と共に実現してまいります。
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